11月6日発売 陽だまり翔馬平学記 姫の守り人 (小学館文庫) 文庫 早見 俊
11月6日発売 陽だまり翔馬平学記 姫の守り人 (小学館文庫) 文庫 早見 俊 (Amazon)
巨悪の老中に狙われた軍学者と姫の運命は?
軍学者の沢村翔馬は、公家の姫・由布の護衛として、江戸の一軒家で暮らしている。口うるさい老侍女のお滝も一緒だ。翔馬が開く私塾は、飢え死にしそうな若い浪人が弟子入りしたり、やくざの親分が講義の邪魔をしたりで、毎日なにかと忙しい。そんなある日、翔馬とお滝は一瞬の隙をつかれ、由布を何者かに誘拐されてしまう。最近、明国復興を目指し、徳川幕府に援軍を要請しているという鄭成功からの使者が江戸市中を荒らしているらしいが、なにか関わりがあるのか。過去に起こった騒動で、翔馬に深い恨みを抱く老中の松平信綱が、腹心の朽木誠一郎へ密命を下したのか?巨悪の権謀術数に伝家の宝刀を一閃、絶体絶命の危機を乗り越えろ!
沢村翔馬……元摂津国伊丹藩士で、林羅山の弟子。宝刀「鬼丸」を持つ。
由布……書道と和歌、お菓子作りが得意な姫。
お滝……京都びいきで、江戸の悪口を言う。野郎歌舞伎を観るのが趣味。
朽木誠一郎……林羅山の弟子で、翔馬に敵愾心を抱く。
松平信綱……老中次座。「知恵伊豆」と呼ばれる。保科正之の失脚を企む。
保科正之……陸奥国会津藩藩主。徳川幕府最高実力者。
高館孝直……伊丹藩藩主高館孝元の嫡男。蛮勇を振るう。
【編集担当からのおすすめ情報】
『うつけ世に立つ 岐阜信長譜』で、第23回中山義秀文学賞最終候補になった実力派作家が書き下ろした、痛快時代小説。
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